お茶文化
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中国ではお茶を飲む歴史は最も長い。陸羽の『茶経』には「茶を飲むことは神農氏から始まり、魯の周公より世に知られる」と書かれている。早くも神農の時期に茶とその薬用の価値が発見され、しかもその薬用が次第に発展して日常生活の飲物に変わったのである。中国は昔から茶の選定、水の採用、茶具の準備、茶入れ、茶を捧げる及びお茶の賞味などを重んじてきたため、だんだん豊富多彩で誰もが楽しめるお茶を飲む習俗と賞味の技芸が形成されるようになった。

  
  一、すっきりしてあか抜けした習俗。茶の葉にお湯(或いはやや冷めたお湯)を注ぎ、清くて優雅に飲み、お茶の自然の味を求める。境地を重んじ、古代の「心が静かである」伝統的思想とぴったりあい、これはあか抜けした飲み方の特徴である。中国の長江以南の緑茶、北方のジャスミンなどの花の香りのついた茶、西南地区のプーアル茶、福建あたりのウーロン茶、及び日本の蒸青茶はみなこれに属する。

  二、調味料味も求める習俗。その特徴はお茶にいろいろな調味料を入れたことである。辺境地帯の酥油茶、塩茶、ミルクを入れたお茶、ドン族の油茶、トウチャ族の擂茶、さらに欧米のミルクティー、レモンティー、多味茶、香料茶などいずれも調味料の特徴のある味がついている。

  三、多種類の楽しみを求める習俗。即ち、お茶を賞味すると同時に踊り、音楽、書画、戯曲などを鑑賞することである。例えば、北京の「老舎茶館」はこれに属する。その他、生活のリズムが早くなった事によって茶も現代的なものに変わった。インスタント茶、氷り茶、液体茶及び各種のパック入りの茶が現代文化の現実を重んじる真髄を表わすものとなった。茶の賞味とは言えないが、これはお茶の発展の趨勢の一つであることは否定できない。お茶を飲む最初の目的は解毒、食べ物の消化、心を清める思考に有益、睡眠の減少のためだ。その後、陸羽の『茶経』などに書かれているようなますます発展した飲み方、それに少数民族の色々の「変わった飲み方」が現われたが、いずれも以上の目的を離れてはいない。あたかも詩の雅と風の如く、趣味を持つ人にゆっくり賞味させる価値があるのだ。「雅」のためのお茶は今日の茶芸館の隆盛の原因の一つであり、また「道」のためのお茶は「和?敬?清?寂」を強調するものと思うが、見方はまちまちであろう。



 
 
 
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